コンピュータ・アーキテクチャ 設計・実現・評価の定量的アプローチ

コンピュータ・アーキテクチャ―設計・実現・評価の定量的アプローチ
コンピュータ・アーキテクチャ―設計・実現・評価の定量的アプローチデイビッド・A. パターソン ジョン・L. ヘネシー David A. Patterson

日経BP社 1994-02
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日経BP書店 書籍紹介 コンピュータ・アーキテクチャ

 原著第一版の日本語訳。出たのが1992年末だから最近のトピックは載っていない。扱われている命令セットアーキテクチャはVAX,System360,8086,そしてこの本の説明のために定義されたDLXプロセッサ。また、半導体テクノロジに関してはコストの章で歩留まりについて触れられているのみ。
原著第三版と章を比較してみると、以下のような違いがある。
・DLXプロセッサ → パイプラインの章とともに解説があったが、なくなった。
・性能とコスト → なくなった。
・パイプライン → Appendix Aに移動。
・ベクトルプロセッサ → Appendix Gに移動。(オンライン閲覧可)
・コンピュータの演算法 → Appendix Hに移動。(オンライン閲覧可)
・Instruction-Level Parallelismが追加。
・マルチプロセッサ、RAID、クラスタが追加。
変わらないものは
・コンピュータ設計の基礎 定量的な解析手法の定義
・記憶階層の設計 キャッシュメモリ、仮想記憶など

パイプラインの考え方は重要なので日本語で読めるのはありがたい。また、Appendixに移ってしまったコンピュータの演算法も数少ない資料。DLXプロセッサの命令セットに関しては解説用なのでそう難しくありません。ソフトウェアのアルゴリズムの本で、サンプルコードがPascalで記述されているようなものです。こうしてみれば、とっかかりやすくなったでしょうか。特に「誤信と落とし穴」はこれだけ先に読んでも面白いです。

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