リレー式計算機 FACOM 128B/138A
FACOM 128B(1958年)
http://jp.fujitsu.com/museum/products/computer/mainframe/facom128b.html
FACOM 138A(1960年)
http://jp.fujitsu.com/museum/products/computer/mainframe/facom138a.html
動作する最古のリレー式コンピュータ、富士通FACOM 128Bが書籍「コンピュータが計算機と呼ばれた時代」で紹介されている。
FACOM 128Bは富士通沼津工場に展示されてあって、一般にはなかなか見学する機会がないが、同じリレー式計算機FACOM 138Aは富士通川崎工場で見学することができる。
これは「富士通桜まつり」といって年に1回、4月の日曜に工場の敷地が開放されるというもので、このチャンスに見学してきた。
現在は操作パネルなどアクリルケースで保護されているが、五年くらい前は誰でも触れる状態だった。操作方法がかかれたシートに従い、電源を投入し、リセット。いっせいにリレーがズドン、という音と共に初期化される。平方根の計算をやらせるとリレーがいっせいに動作を始め、突然静かになったら計算結果が出ている、という感じだった。
FACOM 138Aのパンフレットから引用:
基本演算 一回の命令でできる主なる演算の種類と所要時間
(1)加減算 0.35秒
(2)乗算 0.8秒(平均)
(3)除算及び開平算 2.0秒(平均)
(4)トランスファー 0.15秒
また、チェック回路が設けてあり、毎回計算の確認を行い、誤りがあれば停止する、とある。これはRAS機能に通じる。リレーの信頼性の問題もあったと思う。
それぞれの演算で速度が違い、また動作周波数が明記されていない所から推測すると非同期動作の回路だったのだろう。計算するデータがそろったら継続して計算するという風に。
FACOM 138Aはリレーのキャビネットが透明なパネルになっており見ていても楽しい。計算ライブラリとともにPC上でエミュレータを作ってくれないものだろうか。
http://jp.fujitsu.com/museum/products/computer/mainframe/facom128b.html
FACOM 138A(1960年)
http://jp.fujitsu.com/museum/products/computer/mainframe/facom138a.html
動作する最古のリレー式コンピュータ、富士通FACOM 128Bが書籍「コンピュータが計算機と呼ばれた時代」で紹介されている。
FACOM 128Bは富士通沼津工場に展示されてあって、一般にはなかなか見学する機会がないが、同じリレー式計算機FACOM 138Aは富士通川崎工場で見学することができる。
これは「富士通桜まつり」といって年に1回、4月の日曜に工場の敷地が開放されるというもので、このチャンスに見学してきた。
現在は操作パネルなどアクリルケースで保護されているが、五年くらい前は誰でも触れる状態だった。操作方法がかかれたシートに従い、電源を投入し、リセット。いっせいにリレーがズドン、という音と共に初期化される。平方根の計算をやらせるとリレーがいっせいに動作を始め、突然静かになったら計算結果が出ている、という感じだった。
FACOM 138Aのパンフレットから引用:
基本演算 一回の命令でできる主なる演算の種類と所要時間
(1)加減算 0.35秒
(2)乗算 0.8秒(平均)
(3)除算及び開平算 2.0秒(平均)
(4)トランスファー 0.15秒
また、チェック回路が設けてあり、毎回計算の確認を行い、誤りがあれば停止する、とある。これはRAS機能に通じる。リレーの信頼性の問題もあったと思う。
それぞれの演算で速度が違い、また動作周波数が明記されていない所から推測すると非同期動作の回路だったのだろう。計算するデータがそろったら継続して計算するという風に。
FACOM 138Aはリレーのキャビネットが透明なパネルになっており見ていても楽しい。計算ライブラリとともにPC上でエミュレータを作ってくれないものだろうか。
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