初めてのBASIC カシオFX-702P

 中学の頃はマイコンが欲しくて雑誌「マイコン」や「I/O」を購読していた。「ラジオの製作」ではパナファコムLKit-16の、「初歩のラジオ」では東芝EX-80の連載記事が載っていた。
電子工作をしていたので部品を買いに佐賀市のアーケード内の中村電気に時々行っていた。店にはMZ-80K2Eが置いてあったが198,000円。とても中学生に買える金額ではない。
「マイコンベーシックマガジン」の第一号は「ラジオの製作」の別冊付録だった。そこにはプログラム電卓とポケットコンピュータの紹介記事があった。HPのプログラム電卓はとんでもなく高価だったが、シャープPC1211、カシオFX-702Pはなんとか買えそうな値段だった。
それから小遣いを貯め、中学三年生になってやっと三万円くらいになった。佐賀のベスト電器では32,000円でFX-702Pが置いてあった。これにした。

FX-702P


 FX-702Pは関数電卓にBASICの機能がついたようなもので、液晶表示は1行20文字。キーはABC配列。知らない関数や統計計算機能が入っていた。60進数も変換できた。かなり勉強になったんじゃないかな。
取扱説明書とは別にプログラムライブラリーという冊子が付いている。専門分野のプログラムはわからなかったのでもっぱらゲームのリストを入力して遊んでいた。
プログラムは紙に書いてから入力し、デバックしていた。周辺機器はカセットインターフェースとプリンタがあったが、迷わずプリンタにした。

 カシオFP-10 放電破壊プリンタ。表面の銀紙を焼くことで下地の黒い層が見え、文字として印刷される。表面はボールペンなどで書き込めないので、ノートに貼って余白に矢印やコメントを書いた。
雑誌として独立した「マイコンベーシックマガジン」に投稿して掲載されたときも、このプリンタで印刷したリストを紙に貼り付けたものを送った。雑誌に液晶表示の写真があった、ということは誰かが手で入力して確認したんだろうなあ。

FP-10


 その後、だいぶ遅れて買ったのはカセットインターフェースFA-2だ。プリンタもカセットインターフェースもプログラム電卓FX-502P/FX-602Pで共通に使えた。FX-702Pでは小文字が印刷できない、音楽が演奏できないといった制限があった。

FA-2


 ポケコンはどこでも使えるという点で今のPDAやノートPCに似ている。ノートと鉛筆があればすぐにプログラミングができた。
 残念ながら今はもう動かない。

FX-702Pの諸元(抜粋):
プログラム言語 BASIC
ステップ数 80~最大1680ステップ(不揮発性)
組入プログラム数 最大10組(P0~P9)
メモリー数 26~最大226メモリー(不揮発性)および専用文字変数($)
スタック数 サブルーチン 10段 FOR・NEXTループ 8段 数値 10段 演算子 20段

電源 リチウム電池(CR-2032)2個使用
電池寿命 本体のみ 約240時間 オプション連動時 約200時間
大きさ・重さ 幅165 奥行82 高さ17mm、重さ176g(電池込み)

20101021追記:修理したのでした。(といっても、蓋を開けて閉めただけ)
高速化改造 FX-702P

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この記事へのコメント

gao
2009年08月30日 00:33
マイコンBASICマガジンは「ラジオの製作」の付録でしたよ。
専門誌である「マイコン」の付録にする意味は無いですからね。
2009年08月30日 09:47
そうでした、勘違いしてました。訂正しておきます。

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