中国の独自開発プロセッサ「龍芯3号」

ある意味、ベクトルの違う中国製RISC CPU「龍芯」(ASCII.jp)
Loongson-STLS プロセッサ(STマイクロ)

 中国はMIPS命令セット互換のCPUを独自開発している。最新の「龍芯3号」は64bit 4issueスーパースカラ、OOO実行で、1GHz。TDPは4Wでメモリコントローラを内蔵している。製造はSTマイクロエレクトロニクスが行っている。
 MIPS命令セットが採用されたのは学術・教育目的でよく用いられているからだろう。参考資料が豊富とも言える。ただCPU設計で性能を出すには命令セットよりも実装にどれだけ力を注げるかだ。4命令同時実行でOOO実行というのはPOWER3相当と考えられる。WikipediaによるとPOWER3は1998年デビューなので12年程遅れているということか。また、この規模でTDPが4W@1GHzというのはにわかには信じがたいが、メーカーがファンレスを謳っているのでそうなのだろう。どうも用途としては組み込み向けの感じがする。マルチプロセッサに関する記述は読み取れなかった。
 いずれ国の研究機関からスピンアウトして企業が設計するようになれば、実装にもっと力が入るようになるだろう。いつのまにか有人宇宙飛行を実現してしまう国のことだからあなどれない。

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