大型機、汎用機、メインフレーム

 学生の頃は富士通M360でOSはMSP、就職してからはM780(後にM1800)で同じくOSはMSPを十年くらい前まで使っていた。今の学生はパソコン、ちょっと前ならワークステーション、二十年前なら汎用機のTSS環境で計算機の演習を受けていただろう。私の所ではUTSという仮想環境も用意されていてUNIXが動作した。MSPとUTSは完全に分離されていて、仮想パンチャで相互に通信できるよう設定されてあった。仮想パンチャのくせに休み明けは止まってたりするんですよ。会社でも同様で、月曜最初に磁気テープ装置を使う人は計算機センターに電話して装置をオンラインにしてもらっていた。
 計算機演習の時はTSSしか使わなかった。これは端末の書き換えた部分だけが[実行]キーを押すとCPUに転送され、画面が更新される。Webブラウザのフォーム入力とWebサーバの関係に似ている。6680端末はキーを押すたびにダミーのリレー装置がカチカチと音を立てていた。年度が代わりごっそりパソコンのFMRにリプレースされたが、端末以上の使われ方はされなかったようだ。
 研究室に配属され、初年度はPL/Iを中心に使うことになる。研究室には専用に端末が用意されていた。JCL(Job Control Language)をいじるようになったのもこの頃だ。汎用機の本質はバッチ処理にあると思っている。JCLで自分のID、ジョブクラス、課金情報を一行目に記述する。続いて実行するプログラム、使用するデータセットの参照、確保を行う。CONDコードというのがあり、エラーなしだと0、警告レベルでは4という風に値を返すので簡単な処理の分岐ができた。UNIXあたりと異なるのは、作業に使用するディスクスペース、CPU時間を事前に確保した後でないとプログラムが実行されない点だ。これにより実行中にリソースが足らなくて中断、ということはなくなる。その代わりJCLの記述をミスすると全然動かない。この辺が気難しいのであった。CPU時間などはジョブを投入する先のクラスによってあらかじめ計算機センターが上限を決めている(自分でも指定できる。たしか1440で無限大だったような)。Aクラスが実行中にAクラスへSUBMITするとAクラスのキューに並んで実行を待つことになる。会社では優先度を変えてキューの上位に移動したり空いているクラスにチェンジしたりと好き放題にやっていた。特に深夜のジョブは他の部門の担当者と電話連絡してやりくりしていたものだ。
 汎用機は絶対の信頼性があった。少々の瞬電でも停止しない。ただ1回だけ、近所の変電所に落雷があった時は再起動がかかった。リブートには数時間かかるのだ。
 以上、汎用機ユーザだったおっさんの思い出話でした。

参考:「メインフレーム・コンピュータ」で遊ぼう

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック