怪奇大作戦 殺人回路に出てくる計算機

 怪奇大作戦第20話「殺人回路」に出てくる計算機はなんだろうか?撮影用セットっぽくもないし、どうも本物を設置してある場所で撮影しているような感じだ。どこのメーカーのだろうか。クレジットにはなにもヒントになるようなものがないので映像から調べてみた。
怪奇大作戦[wikipedia] によると、放映は1968年~1969年なのでこれ以前に発表された計算機のはず。
ウルトラシリースロケ地探訪 ロケ地は新宿らしいが、計算機の設置場所がこことは限らない。

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 この頃の計算機(メインフレーム)は入出力はパンチカード、ラインプリンタ、磁気テープで行っていた。映像ではテレタイプ端末は見つからない。中央に制御卓(コンソール)があって、これは動作中の各レジスタなどを見たり、実行を制御したりできる。このコンソールの右側をよく見るとNEAC-22xxらしき文字が見える。

【日本電気】 NEAC 2206,2230[コンピュータ博物館]

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KCG「コンピュータ博物館」構想[京都コンピュータ学院]

 磁気テープはNEAC2206/2230共通の周辺機器。タテにテープが設置されているものはNECと日立の計算機に見られた。
【日本電気】 543磁気テープ装置[コンピュータ博物館]

 この頃は各社がパラメトロン方式をやめトランジスタ式の計算機を発表しだしている。劇中のリレー音は実際にはなかったと思われる。NEAC2206/2230は1962年に発表・導入されている姉妹機。こんな新聞記事もある。
国産初の大型電子計算機発表1962年02月27日[昭和毎日]

 ということで、怪奇大作戦 殺人回路に出てくる計算機はNEAC-2206またはNEAC-2230。コンソールにある機種名のラベルがはっきり見えれば断定できるのだが。

 劇中のセリフも聞いてると色々想像できて面白い。計算機課の課長さんが営業なのにフレミングの法則を勉強せにゃならん、というのは磁気コアをメモリに使っている時代だからだろうか。


 エスアルアーイ エスアァルアーイ ナゾーを追え~♪

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この記事へのコメント

赤彗星
2017年08月23日 09:19
昔は、新宿の三角ビルの中に、NEC の汎用機センターがありました(1980年代)。ACOSセンターと呼ばれてたかな。たぶん、そこの前身として、NEAC もあったんじゃないかと予想します。

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