むかし職場の同僚で群を抜いてすごいと思った人々について

 検証やデバッグをやっていると各パートの設計者と広くつきあうことになる。不具合が発生した時には相談したりツルし上げたりしてたのだが彼らは普通とはなにか違う。

(1)チェア・ディティクティブ=サン
 彼はほとんど実験室にこない。だがこちらで検証結果を持って行くと、まだ充分に絞り込めていない段階でもここではないかとピンポイントで指摘し、大抵当たっているのだ。ほとんどの場合、彼の仮説を確認するための実験を行えばよかった。まるで本で読んだ理論物理学者のようだ。

(2)クラフトマン=サン
 ほとんどの設計者は、というより人間は凡ミスを犯す。だが彼はミスをしない。それは特殊能力ではないのだが、確実な自己チェックと他人へのクロスチェック依頼、そしてそれを元にした再チェックという凡人では集中力が途切れて簡単には真似できそうにないもの。彼がこの設計にはこのくらいの期間がかかるといえばその通りで、徹夜などで無理するとさすがの彼もミスをするが、そのとき周囲は彼も人間なのだと安心したという。彼もデバッグ能力は高くこれこれこうしたらよいということを言われたが私は理解できず生返事したことがあるすみません。

(3)サイトー=サン
 タイガー&バニーの斎藤さんより。いつも小声ではなしフフフと笑っていたがなんのことかわからないことが多かった。よく実験室に来てもらって一緒に調査したりしていたが、ここを調べてくれとかここはどうかというアドバイスなどが的確でだいたい当たり。そしてまた自分だけにわかるジョークをつぶやいてフフフと笑っていた。


 彼らに共通するのはピンポイントで問題点を見抜く能力。だがしかし。彼らが指摘するそこがおかしいというのは他の人に説明するのが難しい。天才の翻訳者になりながら、ポイントの周辺を少しづつ塗りつぶしていき絞り込み、やっぱりそうだったねという話にする。彼らにとってはスピード感ないなと思われてたかもしれない。だがいちモータルとしてはこうするしなかったのよ。


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